決勝(四郎園 健史 VS 藤本 達也)

pon-pon2003-10-19


 
 2005年県別選手権熊本大会の決勝は、白赤ウィニーの藤本対白青赤コントロールの四郎園。
 ・1本目
 先行四郎園は土地×4、《邪魔》×2、《貪る光》のハンドをキープ。後手藤本は1マリガン入るも土地×2、 《今田家の猟犬、勇丸》、《空騎士の軍団兵》、《梅澤の十手》、《栄光の頌歌》となかなかの内容。ゲーム開始から淡々と 土地を伸ばす四郎園に対し、藤本は勇丸、十手、軍団兵と展開し四郎園を攻め立てる。
 軍団兵はたまらず《氷河の光線》で除去されるも、その後も十手つきの勇丸が四郎園のライフを削り続けてゆき、5ターン目の段階で四郎園のライフは7。頌歌は《マナ露出》で打ち消されるも、場には十手(カウンター3個)付きの勇丸と《灯篭の神》が追加される。しかし返しの四郎園は、先ほどのターン引き当てていた《神の怒り》で場を一掃。その後の藤本の《陽光尾の鷹》を、これまで打ちあぐねていた《貪る光》で除去し、ようやく場で一息。一方場での攻め手を失った藤本だが、ハンドには《黒焦げ》があり火力でのフィニッシュに望みをかける。
だが、ハンドが有り余るほどに膨れ上がった四郎園は、《炎纏いの天使》をディスカードにより墓地に送り込み、さらに《初めて立った者、清麻呂》を引き当て、フルタップ展開に備えて天使と《稲妻の螺旋》でライフを11まで回復、次ターンにハンド7枚で清麻呂をプレイ。
こうなると後がない藤本はこの時点で引き当てていた8点分の火力を発射、次のドローにすべてを賭ける。「螺旋か黒焦げなら」ゆっくりと念じるようにライブラリーのトップからカードをめくる藤本、さてそのラストドローは・・・・・・《平地》。
 藤本 0−1 四郎園
 ・2本目
 藤本 in 《サバンナライオン》、《血の手の炎》×4
     out 《八ツ尾半》、《陽光尾の鷹》×2、《灯篭の神》×2
 四郎園 in 《神の怒り》、《初めて立った者、清麻呂》、《霊光の略奪者》×3
      out 《ラジアの浄化》×3、《炎纏いの天使》、《邪魔》
 先行後がない藤本は土地×3、《今田家の猟犬、勇丸》、《空騎士の軍団兵》と火力が2枚とまずまずのハンドをキープ。四郎園も土地×2、《天羅志の掌握》、《神の怒り》、《稲妻の螺旋》とカウンター2枚をキープ。
1本目同様、藤本の勇丸からゲームスタート。その後軍団兵は打ち消されるが、十手が通り勇丸に装着、カウンターが乗る。次のアタック後のパンプを《貪る光》され勇丸は除去られるが、その隙に《黒焦げ》をプレイし四郎園のライフが10に。
だが、その返し四郎園は十手に掌握、脅威を除去しながらライフ回復に成功する。藤本も負けじと《血の手の炎》で再び四郎園のライフを削りにかかるも、手札が飽和状態の四郎園は螺旋で再びライフ回復を狙う。それにスタックして藤本は《血の手の炎》で反撃するが、それを《邪魔》でカウンター。
藤本は《栄光の頌歌》を通し、再度場を構築しなおすべく勇丸、ライオンを展開する。しかし「除去満載」の四郎園のハンドには藤本のウィニークリーチャーは何の脅威にもならない。藤本のクリチャーをことごとく除去し、《炎纏いの天使》を場に送り込む。藤本は最後の反撃にと2枚目の頌歌から4/4の《レオニンの空狩人》をプレイし、《軍の要塞、サンホーム》による二段攻撃で援護する。
だが、その頃には4枚目の螺旋を引き当てていた四郎園のライフは19。その一撃ではまだまだとどかない。逆に四郎園は、藤本の虎の子の一枚だった空狩人を次のターン難なく除去し、清麻呂を場に送り込む。「一枚でデュエルする」と四郎園が語るこのレジェンドクリーチャーの前に、藤本は何のなすすべもなく投了を宣言。四郎園が藤本をストレートで下し優勝を勝ち取った。

 藤本 0−2 四郎園

 おめでとう! 四郎園 健史!