準々決勝（四郎園健史 VS 松本貴文）
予選ラウンドを一位で抜けた四郎園と、八位に滑り込んだ松本の準々決勝。
他の対戦は
関桂多（親和）VS青白緑コントロール（角岡）
佐伯（緑赤キキジキランデス）VS奥羽（ウルザトロン）
寺本（親和）VS芥川（親和）
一本目、後攻の松本がダブルマリガン。手札五枚は、
何とかなりそうな気もしないでもない。
二ターン目までドローゴーの四郎園に対し、松本は《極楽鳥》経由で《火と氷の剣》をプレイ。
四郎園はこれを《ヴィリジアンの盲信者》で軽くいなし、淡々と《木霊の手の内》で土地を並べ、続いて《弧炎撒き》をプレイグランドへ。
遅れて《トロールの苦行者》が場に出ているが、地上を止められて土地まで三枚で止まった松本は、《永遠の証人》で《剣》を回収してターンエンド。
十分な土地を展開した四郎園はさらに土地を追加して、《粗野な覚醒》を双呪でプレイし、全軍で攻撃。
《トロール》が《山》と相打ち、松本のライフは一気に６まで落ち込む。
次のターンに《桜族の長老》を展開するが、《山伏の長、熊野》まで戦線に追加されるとここで投了。
その後、両者入念にサイドボーディングを行う。
四郎園が《頭蓋の摘出》《火と氷の剣》をサイドイン、
松本は《映し身人形》と《すき込み》を。
二本目、先に動いたのは松本、３ターン目に《トロールの苦行者》を展開。
四郎園はここでもドローゴー。ターンが返って松本、自力で《沼》を引き当ててからの《強要》。
公開された四郎園の手札は、
場には《森》《山》《松の頂の峰》。
攻める松本が濃いハンドを前に顔をしかめて少考する。
「四枚目の土地を抜こうかとも考えていた」と松本は後に語るが、結局指定したの《永遠の証人》ここは構えて戦う姿勢を見せる。
続く四ターン目、四郎園は先ほど公開した《山》とは違う柄の《山》をプレイし、《真面目な身代わり》で《沼》を調達。
この《身代わり》は《トロール》をブロックしてドローに変わる。
続く四郎園、《頭蓋の摘出》で《永遠の証人》を除外する。場だけみると四郎園に取ってはやや不利な局面だが、ここまでは想定の範囲内だろう。
ターンが代わって、松本は《剣》を展開するに終わる。
四郎園は今引きの《弧炎撒き》をプレイするが、これはでは次の《剣》付き《トロール》を防げない。
松本は《トロール》と《剣》で計７点のダメージを叩き出し、カードを引いて、《北の樹の木霊》を展開する。
手札に《粗野な覚醒》を隠し持つ四郎園は一打逆転を狙って、二体目の《身代わり》から《山》を調達する。
一気に攻め立てたい松本は《ヴィリジアンのシャーマン》で、その《身代わり》を排除し、《北の樹の木霊》と《剣》付き《トロール》で攻撃する。
《木霊》を《弧炎撒き》でブロックし、ダメージ前に《鳥》と《ヴィリジアンのシャーマン》に能力を起動する。
ダメージが解決され、カードまで引いた松本のライフが20で、これに対し四郎園が２。
青色吐息の四郎園だが、ここでブロッカーが出てこなければ《粗野な覚醒》一発で勝負が付く。
ところが戦闘終了後に松本が《ちらつき蛾の生息地》と《極楽鳥》を展開すると、四郎園の逆転プランが大きく崩れてしまう。ターンが返ってドローを確認するが、無抵抗な場を確認して四郎園はここで投了。
これでイーブン。松本が巻き返す。
三本目、後攻の松本が《極楽鳥》経由で二ターン目に《トロールの苦行者》を展開する。
悲しいかな両者手札に《ヴィリジアンのシャーマン》が腐っているが、四郎園は温存したまま３ターン目もドローゴー。ちょっと、きつくないですか？
これに対し松本は場に装備品がなくとも《シャーマン》をプレイ。
ただのバニラでも殴る気満々だ。
さすがに５点のクロックを容認するわけにも行かず、四郎園も空撃ちの《シャーマン》で対抗する。これが次のターンに《シャーマン》同士で相打つも、やはり《トロール》が止まらない。
さらに松本の攻め手も止まらず、《松の頂の峰》《山》へ《すき込み》をプレイ。
悲しく土地を置くことしか出来ない四郎園に対し、松本は《永遠の証人》を展開して《すき込み》を回収する。四郎園は明らかにげんなりとした表情だが、松本は《桜族の長老》までも追加して攻め手を緩めない。
二発目の《すき込み》にも耐えた四郎園だが、松本の後続は《火と氷の剣》と《ちらつき蛾の生息地》。最後は《桜族の長老》をチャンプブロッカーとして展開するが、《剣》への回答なく力尽きた。
松本 2-1 四郎園
Kenshi Shirouzono
【Main Deck】 4 Sakura-Tribe Elder/桜族の長老 4 Viridian Zealot/ヴィリジアンの盲信者 4 Viridian Shaman/ヴィリジアンのシャーマン 4 Eternal Witness/永遠の証人 4 Solemn Simulacrum/真面目な身代わり 4 Arc-Slogger/弧炎撒き 4 Kumano, Master Yamabushi/山伏の長、熊野 4 Magma Jet/マグマの噴流 4 Kodama's Reach/木霊の手の内 2 Rude Awakening/粗野な覚醒 4 Shivan Oasis/シヴのオアシス 4 Pinecrest Ridge/松の頂の峰 6 Forest/森 6 Mountain/山 2 Swamp/沼 【Sideboard】 4 Oxidize/酸化 4 Grab the Reins/手綱取り 3 Cranial Extraction/頭蓋の摘出 2 Sword of Fire and Ice/火と氷の剣 2 Sword of Light and Shadow/光と影の剣
Takafumi Matsumoto
【Main Deck】 4 Birds of Paradise/極楽鳥 4 Sakura-Tribe Elder/桜族の長老 4 Eternal Witness/永遠の証人 4 Viridian Shaman/ヴィリジアンのシャーマン 3 Troll Ascetic/トロールの苦行者 3 Kodama of the North Tree/北の樹の木霊 2 Triskerion/トリスケリオン 4 Oxidize/酸化 4 Cranial Extraction/頭蓋の摘出 2 Coercion/強要 3 Sword of Fire and Ice/火と氷の剣 1 Rude Awakening/粗野な覚醒 2 Blinkmoth Nexus/ちらつき蛾の生息地 18 Forest/森 3 Swamp/沼 【Sideboard】 4 Relic Barrier/秘宝の障壁 4 Naturalize/帰化 3 Plow Under/すき込み 2 Duplicant/映し身人形 2 Coercion/強要
